結婚披露宴といえば、主役はやっぱり花嫁さんと花婿さんですね。
主役として目立たせるために、ドレスと小物に優先してお金をかけたい…そう思う花嫁さんは少なくないと思います。
しかし、｢じゃあドレスと小物にお金を割くために、お客さんに出すお料理のコースのランクを下げよう｣とか｢代わりに引き出物を安く済ませよう｣とか、思っているのであれば、それは決しておすすめできることではありません。
ゲストとして参加してくださる人たちは、自分たちの時間を割いてお祝いをしにきてくれます。
中には遠方からわざわざ出向いてくれる人もいるでしょう。
また、必ず｢ご祝儀｣として数万円のお金を包んで持ってきてくれます。
こうして考えてみると、そこまでしてお祝いに来てくれるゲストの人たちに、できる限りのおもてなしをすることは必要最低限のマナーとも言えるでしょう。
ドレスばかりにお金をかけて、料理が質素では、来てくれた人たちもがっかりしてしまうことになります。
自分たちが主役であるという意識も大切ですが、それと同じくらいお客さんへの丁寧なおもてなしも大切なことです。
また、ドレスや小物ばかりが豪華でそのほかの料理や演出がそこまで豪華じゃない…となると、当然釣り合いが取れていないこととなります。
このような釣り合わない状態というのは、結婚披露宴ではあまり望ましいものではありません。
どのような結婚式だったかというのは、後々参加してくれたゲストの方たちに噂されるものでもあります。
その時に評判が悪かったら、せっかくの記念すべき日が台無しになってしまいますね。
そのため、ドレスも料理も、雰囲気も、程よくバランスが取れるようにしながら考えていくようにしていきましょう。
どれか一つがずば抜けて豪華で残りのものがあまり目立たなくなってしまっては、バランスが悪く見栄えも良くなくなってしまいます。
結婚披露宴の主役は新郎新婦であることに違いはありません。
しかし、あくまで来てくれる人たちがあってこそということを意識して、おもてなしの気持ちも大事にしましょうね。